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孫が死亡保険金を受取る場合の相続税3パターン 2021.03.05
●お伝えしたいこと
孫が、祖父母の死亡により死亡保険金(*)を受取る場合の話です。その場合、相続税の課税パターンは3つあります。お客さんがどのパターンに該当するかを意識して説明しましょう。
(*)契約者(保険料負担者)=被保険者=祖父母、受取人=孫、の契約です。
●3パターンの内容
孫に対する「死亡保険金の非課税」と「相続税の2割加算」の適用有無の組み合わせが3パターンあります。
パターン1(一般的な場合)
死亡保険金の非課税→適用なし・相続税の2割加算→適用あり
孫は祖父母の相続人ではないので非課税の適用なし、祖父母の一親等の血族ではないので2
割加算の適用ありです。
パターン2(祖父母の養子の場合)
死亡保険金の非課税→適用あり・相続税の2割加算→適用あり
孫は祖父母の相続人なので非課税の適用あります。ただし2割加算は孫養子も対象です。
パターン3(代襲相続人の場合)
死亡保険金の非課税→適用あり・相続税の2割加算→適用なし
孫は祖父母の相続人なので非課税の適用あります。2割加算は代襲相続人なら対象外です。
●3パターンを図示すると以下の通りです。