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令和6年度税制改正~将来の検討事項としての退職給付・私的年金 2024.01.29

●将来の検討事項
税制改正大綱には決定事項だけでなく、将来に向けた検討事項も記載されています。それらの中でここ数年毎年掲げられているのが退職給付と私的年金に係る税制です。人生100年時代にふさわしい老後税制が検討されているわけです。

●令和6年度税制改正大綱から抜粋
このテーマに関して、今回の大綱では以下の記載がありました。
(1)退職金や私的年金の給付にかかる課税について、給付が一時金払いか年金払いかによって税制上の取扱いが異なり、給付のあり方に中立的ではないといった指摘がある。
(2)…各種私的年金の共通の非課税拠出枠や従業員それぞれに私的年金等を管理する個人退職年金勘定を設けるといった議論も参考にしながら…具体的な案の検討を進めていく。

ご覧のように現時点では抽象的なので、具体的内容についてはこれからの議論を待たなければなりません。

●今後の議論を見守るうえで必要なこと
上記(1)(2)について、それぞれが老後制度のどの辺をターゲットにしている議論なのかを整理しておくことは、今後公表されていくだろう情報を理解する上で必要だと思います。それに役立つ図を以下に掲げましたのでご参考にしてください。ただしあくまでも私の認識ですのでご注意下さい。

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