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見方・考え方 > 社長の退職金 「借りる」と「貯める」の違い

 

優良企業ほど、銀行からの資金調達は楽にできます。将来利益を生む投資資金はもちろんのこと、利益を生まない使い道でも融資してくれるでしょう。
 

このような会社は、社長退職金のための融資もしてくれると思います。だとしても、社長退職金は「借りる」のではなく「貯める」べきだと思います。

 

お分かりかもしれませんが、理由をご説明します。

 

例えば100を借りると、その後に何年かかけて100を返済することになります。当然、返済している間はトータルで100を自由に使うことを我慢することになります(利息は無視します)。一方、100を貯めることは、貯めている間はトータルで100を自由に使うことを我慢することです。

使ってから我慢するのが「借りる」で、我慢してから使うのが「貯める」です。


通常のお金の使い道なら、たいした話ではないのですが、それが社長退職金の場合は気を付けたいところです。なぜなら我慢する人が違ってくるからです。我慢する人は、「借りる」場合は後継者、「貯める」場合は社長本人です。

 

後継者に負担がかからない事業承継の観点からは、我慢するのは後継者ではなく、社長のほうがいいと思います。したがって社長退職金はたとえ借りることができても貯めるべきではないでしょうか。

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