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遺言書の1.3%と0.3%   2019.02.20

●お伝えしたいこと
自筆証書遺言も公正証書遺言も書いている人は少ないです。
正確ではありませんが、私が勝手に作った二つのパーセンテージをご紹介します。
(個々のデータは2017年~2018年のもので、公的機関から引用しています)

●1.3%
自筆証書遺言の検認の年間件数(17,394件) ÷ 年間死亡者数(134万人) = 1.3%
その年に死亡した人で自筆証書遺言書を書いていた人の遺族すべてが、遺言書の検認請求をしたと仮定したら、この数字が自筆証書遺言を書いている人の割合に近い。

●0.3%
公正証書遺言の年間作成件数(110,191件) ÷ 65歳以上の人口(3,557万人) = 0.3%
公正証書遺言を作成した人の年齢が全員65歳以上だったと仮定したら、毎年0.3%の人が公正証書遺言を作成することになり、10年間で作成している人の割合は3%になるだけ。

●以上を踏まえて
遺言書件数の現状を踏まえると、いきなり遺言書を作成するのは少しハードルが高いのではないかと思います。作成の前に何らかのステップを踏む必要があります。その結果、ご本人が必要性を感じたら作成する、というのが無理のない流れではないでしょうか。

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