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定期保険・第三分野保険税制のパブリックコメントで注意しておくこと 2019.11.24
今回の保険税制改正の公表に先立って募集されたパブリックコメントの中に次のようなやり取りがありました(パブリックコメントの2ページに記載)。
●やり取り
パブリックコメントに応募したある国民の意見
今回改正される定期保険等に代わって、いわゆる養老保険の福利厚生プランが利用されることが懸念される。また低解約返戻金型定期保険を個人に名義変更するいわゆる名義変更プランなどについても対策を行う必要があるのではないか。
上記に対する国税庁の考え方
国税庁としては予測可能性の確保等の観点から、 支払保険料の損金算入時期の取扱いについて御意見のように長期的に持続可能なものとすることが望ましいと考えています。 その一方で保険会社各社の商品設計の多様化、長寿命化その他の経済環境等の変化などに伴い、その取扱いの見直しが必要と認められた場合には、適時適切に対応していく必要があると考えています。 国税庁としては御意見のような保険商品やその利用実態も含め保険商品全般の実態を引き続き注視し、必要に応じて取扱いの適正化に努めてまいりたいと考えています。
●注意しておくこと
今回の大きな改正で保険税務は一段落ついた感があります。しかし今後も、生命保険活用の結果、税金軽減効果が極端に大きくなる場合に関しては注意していくことが大切です。