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不動産を買うと相続税が下がる理由（自己資金で購入編）　　2022.04.18

 ●お伝えしたいこと
相続税が下がる理由は、不動産の購入で相続税の課税対象額が小さくなるからです。不動産とは土地と建物ですが、いずれにも同じ効果があります。

●相続税の課税対象額が小さくなるからくり
土地は時価（購入価格）ではなく路線価が、建物は建築費ではなく固定資産税評価額が、相続税の課税対象額になります。そして、これらは次のように時価（購入価格）や建築費よりも安く設定されています。
・路線価（土地）…時価の8割程度
・固定資産税評価額（建物）…建築費の6～7割程度

●簡便化した計算例
時価1億円の土地を購入して代金1億円を払った場合
・購入前の課税対象額　
　お金1億円
・購入後の課税対象額
　お金0円+土地0.8億円＝0.8億円
建築費1億円の建物を建築して代金1億円を払った場合
・建築前の課税対象額
　お金1億円
・建築後の課税対象額
　お金0円+建物0.6～0.7億円＝0.6～0.7億円