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事業承継の一番の問題点は後継者の経営能力? 2024.12.16
●お伝えしたいこと
2024年版中小企業白書によると後継者決定済みの企業において「事業承継時に問題になりそうなこと」というアンケートのトップは「後継者の経営能力」でした。
ポイントはこの問題が後継者決定済みの企業にあるという点です。つまり、後継者への承継をあきらめる、ではなく、後継者にいかに経営能力をつけてもらうか、という視点で解決を図ならなければならないという点です。
解決策は個々のケースで様々でしょうが、少なくとも後継者が独り立ちできるまで現社長が一定期間見守る体制づくりは重要だと思います。例えば次のようなことです。
・現社長が、後継者に社長を譲った後も、相談役などとしてしばらく会社に残る。
・株式保有をしばらくは、現社長は議決権株式、後継者は無議決権株式とする。
これらに関する知識を社長さんにお伝えすることの大切さを、白書を通じてあらためてに認識します。
●2024年版中小企業白書から
後継者決定企業における事業承継の際に問題になりそうなこと
・後継者の経営能力 28.0%
・相続税・贈与税の問題 22.9%
・後継者による株式・事業用資産の買い取り 22.5%
・取引先との関係の維持 18.5%
・技術・ノウハウの伝承 15.6%
・金融機関との関係の維持 11.0%
・親族間の相続問題 10.2%
(以下省略)
詳細は、中小企業庁ホームページの2024年版中小企業白書をご覧ください。